『悲夢』

ようやく、今年最初の映画を見ました!(遅すぎ~~)
オダギリ・ジョーとキム・ギドク監督のコラボ話題作、韓国映画『悲夢』。
印章彫刻師・ジン(オダギリ・ジョー)と服飾デザイナー・ラン(イ・ナヨン)が夢でつながっていくお話。
といっても、キム・ギドク監督ですから、ただのファンタジー映画にはなりませんよ。
ジンが夢の中で行動していることを、夢遊病のランが実際に行動してしまう・・・という展開。
ジンはリアルに行動している感覚があるのに、実際には寝ているだけ。
ランは寝ていた感覚しかない(身に覚えがない)のに、実際に行動している。
ジンは昔の彼女が今でも好きで会いたくてたまらない・・・ランは昔の彼が嫌でたまらない。
女に会いたい男は女と寝る夢を見る・・・男に会いたくない女は自分が知らない間(寝ている間)に嫌いでたまらない男と寝ていた。
悲劇ですよ。
この悲劇を回避するために、二人が取った行動は「寝ない」こと。
そして最後は・・・。
いやいや、久しぶりにキム・ギドクワールド堪能です。
冒頭のジンのベッドリネンの色が「焦げ茶にショッキングブルー」、もうこの色彩感覚にやられました。
夢の中の情事シーンのベッドリネンも、赤・白・グレー・黒の花柄(だったかな)がとても官能的だった。
ジンのアトリエのドアノブは観音様の手の形だし・・・面白いものがたくさんあって、ついつい細かいところまで見てしまいます。
音声を消してストーリー無視して、映像だけ見ても楽しめるような映画だなあ。
最近のキム・ギドク作品は、肉体的に「痛い」ものが減ってたんだけど、こっれは~痛かった~(>_<)。
寝ないためにどうするか。
まずは、親指と人差し指でまぶたを上下に開いて無理やり目を開ける(←これ、オダギリ・ジョーもナヨンちゃんもすごい顔になっちゃってます)。
それでもダメなら、頭に針をチクチク刺す・・・それでも眠い!(そりゃそうだよ、寝てないんだから~)
で・・・商売道具の彫刻刀で頭刺す、商売道具のハンマーで足の甲をぶったたく・・・久しぶりのギドクな痛さでした!
キャストの中で、オダギリ・ジョーだけが日本人。
セリフどうするんだろ・・・ギドク監督お得意のセリフなしキャラかな~なんて漠然と思っていましたら、度肝を抜かれました。
オダギリ・ジョーは日本語をしゃべります。
他のキャストは韓国語をしゃべります。
これで、会話が成り立つ。
ええ~~(+o+)~~そんなのあり~??と思ったんだけど、これが見ているうちに違和感なくなっていくのがすごいマジックだわ。
きっと言葉を超えたことろに意識がいっちゃてるからなんだろうな~。
イ・ナヨンちゃん、好きな女優さんなんで楽しみにしてたんだけど、映画の濃さに負けないだけの存在感があって良かったです。
パク・チアさんは、出てくるだけでキム・ギドク映画~って感じがします^^。
オダギリ・ジョーは、セリフが無かった方が良かったかも(ーー;)。
例の痛~いシーンはすごく狂気な表情なんだけど、普通に話すときのセリフ回しや演技が軽くて、他のキャストから浮いていたように感じました。
それが狙いなのかな・・・。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック